英検
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英語講師ベル

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英検の試験問題は、4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)に分かれています。僕はスピーキングに苦手意識がありましたが、同じようにスピーキングと聞くと身構える方も多いかもしれませんね。

そこで本記事では、英検のスピーキングについてどのような試験なのか解説しつつ、勉強法と対策方法について紹介していきます。

スピーキングが苦手という方はぜひ最後まで読んでみてください。

英検の概要

英検(実用英語技能検定)とは、公益財団法人 日本英語検定協会が運営している、国内最大級の英語資格試験です。上位級から順に、1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級と7つの級に分かれており、受験者が自身のレベルにあわせて選択し受験することが可能です。

試験問題は4技能に分かれており、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングそれぞれ受験します。
スピーキングテストは3級~1級で受けることとなり、1次試験が終わってから面接までの時間は長くても2週間しかありません。

受験は1年に3回開催されており、これから受験を考えている方は、スケジュールをしっかり把握しておきましょう。
(参考:英検について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会)

英検面接のスピーキングについて

英検にはスピーキング試験があり、口頭で質問に答えていき英会話力を測定します。

4級・5級のスピーキングは任意で受験することが可能で、スピーキングテストの結果は合否の基準には含まれません。

3級以上は一次試験と二次試験に分かれており、一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能の筆記試験、一次試験合格者のみ二次試験にてスピーキングの試験が実施されます。

英検面接スピーキングの試験概要

英検のスピーキング試験概要は級別によって異なります。

5級と4級の試験は、対面ではなくオンライン上、3級以降のスピーキングテストは対面形式です。

それぞれ解説しますので、参考にしてみてください。

4級・5級のスピーキング試験概要

4級・5級のスピーキングテストは先述したとおり、結果は合否の基準には含まれません。

5級と4級の試験は、対面ではなくオンライン上で行われます。インターネットに接続可能な端末があれば、受験が可能です。

テスト時間は5級が3分、4級が4分で実施されます。

なお、英検公式サイトにてスピーキングテストのバーチャル体験が可能です。受験前に予め確認しておくとよいでしょう。

3級のスピーキング試験概要

・問題構成(約5分)※面接官:1人

形式・課題課題内容問題数
音読30語程度の文章を読む1
質疑応答(文章について)音読した文章についての質問に答える1
質疑応答(イラストについて)イラスト中の人物の行動や物に関する質問に答える。2
質疑応答(受験者自身について)日常生活に関する質問に答える2

応答内容だけでなく、発音や文法、情報量、コミにケーションを積極的に図ろうとしているか、その意欲と態度などを評価対象としています。

準2級のスピーキング試験概要

・問題構成(約6分)※面接官:1人

形式・課題課題内容問題数
音読50語程度の文章を読む1
質疑応答(文章について)音読した文章についての質問に答える1
質疑応答(イラストについて)イラストに描写されている人物の行動について答える1
質疑応答(イラストについて)イラストに描写されている人物の状況を説明する1
受験者自身の意見問題カードと関連した内容についての質問に答える1
受験者自身の意見日常生活の身近な事柄についての質問に答える1

準2級の問題構成は、3級とほとんど同じです。しかし文章の量が50語程度、イラストに対する質問に加えて、受験者自身の意見も求められる質問が増えます。

2級のスピーキング試験概要

・問題構成(約7分)※面接官:1人

形式・課題課題内容問題数
音読60語程度の文章を読む1
質疑応答(文章について)音読した文章についての質問に答える1
質疑応答(イラストについて)3コマのイラストで展開された内容の説明する1
受験者自身の意見問題カードと関連した内容についての意見を述べる1
受験者自身の意見日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見を述べる。1

2級と準2級の問題構成はほとんど同じですが、イラストについての課題が異なります。これまでは質問に対して答える問題でしたが、イラストの説明を求められます。

準1級のスピーキング試験概要

・問題構成(約8分)※面接官:1人

形式・課題課題内容問題数
自由会話面接官と簡単な日常会話を行う-
ナレーション4コマのイラスト展開を説明する(2分間)1
受験者自身の意見イラストと関連した質問に答える1
受験者自身の意見イラストと関連した内容についての質問に答える2
受験者自身の意見イラストのトピックとやや関連のある、社会性のある内容についての質問に答える。1

準1級からはさらに問題の難易度がグッと上がります。

イラストのみが渡され、文章の記載がなく、イラストを見てどのように理解し、どのように感じたか英語で説明しなくてはなりません。

受験者自身の意見がより求められる内容となるため、対策は必須といえます。

1級のスピーキング試験概要

・問題構成(約10分)※面接官:2人

形式・課題課題内容問題数
自由会話面接官と簡単な日常会話を行う-
スピーチ5つのうち1つのトピックを選んでスピーチを行う。(2分間)1
Q&Aスピーチの内容やトピックに関連した質問に答える-

1級の問題自体は少なく見えますが、準1級に比べて、より受験者自身の意見とその発信力が求められます。

スピーチのトピックも時事や社会問題が取り上げられるケースがあるため、普段からニュースを見たりや過去問を見たりなどして、対策をしておきましょう。

英検面接スピーキングの対策方法(3級・準2級・2級・準1級・1級)

英検3級以上の二次試験、スピーキングは、対面での面接形式にて行われます。級によってコミュニケーションスキルが問われるケースもあり、一朝一夕で突破できるテストではないでしょう。

ここからは、3級以上のスピーキングテスト対策を紹介します。

万全な状態でテストに臨めるよう、参考にしてみてください。

1.面接の流れを把握しておく

先述のとおり、3級以降のスピーキングは面接官と対面形式にて行われます。入室から退出まで一連の動作がスムーズにできれば、面接官からの印象が悪くなることはないでしょう。

  1. 係員の指示に従い、入室する
  2. 係員に面接カードを渡す
  3. 面接官の指示に従い、着席する
  4. 氏名と級の確認、挨拶 ※1級は日常会話、準1級は簡単な質問が含まれます
  5. 面接官から問題カードを受け取る ※1級はトピックカードが渡されます
  6. テストを受ける
  7. 面接官に問題カード(トピックカード)を返す
  8. 退室する

大体の流れはこのような形です。

各級の受け方は英検の公式サイトにも詳しく掲載されているので、確認をしておくとよいでしょう。

2.聞き取れなかったら、聞き返せるようにする

面接官の質問が聞き取れないこともあると思います。そうした場合に、聞き返せるような会話スキルを身に着けておきましょう。

聞き取れないまま回答してしまうと、適切ではない答えを伝えてしまう要因にもなりかねません。

自然な流れで聞き返すことができれば、減点対象にはなりませんので、聞き返せるようにしておきましょう。

3.つなぎ言葉を話せるようにする

回答をするときに沈黙は避けたいですよね。スピーキングのテストでは「態度」も評価対象です。積極的に英語でコミュニケーションをとろうとしているかということも見られています。

また、間が空いてしまうと答えられないと判断され、次の質問へうつってしまうこともありますので、「Well」や「Let me see」などつなぎ言葉を話せるようになっておきましょう。

4.大きな声でゆっくりとハキハキと話す

面接官が聞き取りやすいように大きな声でゆっくりとハキハキ話しましょう。
英語ネイティブのように早く話す必要はなく、あくまでも相手が聞き取りやすいようにというところがポイントです。

日本語でも、早口すぎたり小さい声で話されたりするとコミュニケーションが取りにくいと感じるかと思います。

英会話も同じですので、意識しながら面接官と大きな声でゆっくりコミュニケーションを行いましょう。

5.過去問を確認する

問題の傾向を知るために過去問を確認しておきましょう。
英検では、公式サイトにて、過去問の確認が可能です。

公式サイトでは、問題冊子からリスニング原稿、音源、解答まで用意されており、過去3回分までが公開されています。

サンプル問題やバーチャル二次試験(入室から退室までの流れ)も用意されているため、二次試験を受けるという方はひと通り確認をしておきましょう。

英検面接スピーキングの練習方法とは?

英検のスピーキングテストを突破するのに、身に着けておきたいスピーキング力。
どのようにしてスピーキング力を向上させればよいかわからないといった方もいることでしょう。

英検に限らず、英語のスピーキング力の習得は、多くの場面で重要な役割を果たします。

そこで、ここではスピーキングの練習方法について紹介していきますので、参考にしてみてください。

英語を聞く練習をする

多くの英語のフレーズ、短文を聴いて表現の仕方を学びましょう。聞いたことがないフレーズは会話で使うことができません。

現代では、スマートフォンの普及により英語アプリやYouTubeなどで簡単に英文を聴くことが可能です。

また、海外の映画を字幕で見るなどでも聞く力を身に着けることができるかと思いますので試してみてください。

無料でリスニングできるオススメ教材

このYoutubeでは実際のネイティブたちの会話がリスニングできますので、英検対策の参考書に疲れたときの息抜きとして活用すると、停滞感から抜け出して英語脳になれるかと思います!

またラジオ英会話を聞くことも英検対策に繋がりますので、ぜひ活用してみてください。
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シャドーイングをする

シャドーイングとは、英語を聞きながらそれを真似して発音する通訳訓練法のことです。

シャドーイングを行うにあたってリピートにならないように注意しましょう。

リピートは英文を聞き終えてから繰り返す練習法で、シャドーイングは、聞こえてくる英文の後ろを影のように追いかけていく練習法ですので大きく異なります。
この練習法を行うことで、ネイティブならではの発音や、英語のリズム、音の強弱、イントネーションまで、より伝わりやすい英語を身に着ける効果を期待できます。

発音練習に必要な6つの必須項目をまとめましたので、ぜひ試してみてください。

会話の練習相手を探す

親、友人、英会話スクールなどを利用して会話の練習相手を探すことも効果的です。

実際、英語で会話をする機会は少ないのではないでしょうか。

英語でコミュニケーションができる機会を得ることができれば、スピーキングテストを突破できる可能性が高まります。

少しでも慣れるために英語で受け答えをする環境を探してみましょう。

もし身近に話し相手がいないときは、いまの時代AIに向かって英会話を練習することもできます。
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英検スピーキングテストは日常から英会話することで対策できる!

今回は、英検のスピーキングについて解説しました。

二次試験であるスピーキングテストは普段から英語で会話する力を身に着けている人には簡単かもしれませんが、そうではない人には難しい試験です。

これから英検を初めて受けるという方はもちろん、再度チャレンジするという方もしっかりと対策、練習を行い、少しでも試験を突破できるように、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

そして英検を受ける気持ちはあるけど、英検1級まで目指す必要があるのか?と思う方には、こちらの記事を参考にして1級を目指すモチベーションにしてみてください!

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