こんにちは、ベルです。

 

今日は「使役動詞」をテーマに
本質である英語感覚について解説していこうと思います。

「使役動詞」と聞くと、
なんだか難しく感じませんか?

 

 

でも安心してください。
今日ですべて理解できて、しかも使えるようになりますから。

本質さえ押さえていれば非常に簡単なんですよ。

 

通常は「使役動詞+目的語+原形不定詞」といった
ルール通りの形で覚えさせられることが多いですが、
別に覚えなくても良いです。

 

文法チックなことは、なに1つ紹介せずに英語感覚を理解してもいます。

英語感覚が分かったら、
使役がオマケで分かってしまう程度に、
英語を自由に使えるようになるのです。

 

認知言語学をベースとした英語感覚は
それだけ日本人の味方になってくれます。

 

「have」「make」「get」
この3つの基礎の動詞についても紹介するので
「これから外国人と英語をスラスラと話したい!」と思っているならかなり近道できるでしょう。

もちろんTOEIC・英検対策にもなります。
ぜひ集中して最後まで読んでください。

 

もしかしたら生涯忘れられないLINEマガジンになるかもしれませんね!
では、例文をもとに考えていきましょう。

 

have を使役動詞として使う

ではまず使役動詞 have が使われてる

I had my hair cut.

という例文をもとに考えていきましょう。

 

初めにお伝えしなければいけないことがありまして、
英語には「ポン、ポン、ポン」という
3つのリズムに分けられるんですよ。

 

 

そのリズムを例文に当てはめると、

I / had / my hair cut.

こういう形に分かれていることが分かります。

 

ちなみにこの3つのリズムというのは、
英語能力をいかして故岸信介総理大臣の渉外担当側近を務め、
世界各国のお偉いさんを相手に活躍した近藤藤太氏が似たことを話してました。

彼は「英語は音楽である」と言っており、
それほど、英語はリズムが大事なのです。

 

 

で、近藤藤太氏の言う通りで、
「ポン、ポン、ポン」の3つのリズムは
すべての英語にある根本的なリズムです。

だから常にネイティブたちは3つのビートを刻んでいます。

 

 

例えば、僕の知り合いのオーストラリア人経営者は
「Hello Hello Hello!」と謎に3回いいます。

別の日には「welcome welcome welcome !」と
これまた元気よく3回挨拶してくれます(笑)

 

もちろん例外もありますが、
ほぼ毎日3回繰り返してました。

 

 

対して、僕ら日本人は2回言うことが多いですよね。

たとえば「どうも、どうも」とか
「はいはい」「うんうん」「わかったわかった」など。

この違いがあることを
まずは押さえておいてください。

 

 

さて、話を戻して、

I / had / my hair cut.の日本語訳は、
「私は<my hair cut>という状態を持っていた」ですね。

 

誰かに髪を切ってもらったことがわかります。

ここで have の英語感覚をさらに深く理解してもらうために、
make と比較しながら解説しますね。

 

 

have と make との違いについて

ここで have と make の違いについて紹介します。

 

have が「持っている」という意味に対して
make は「コネコネして作る」というイメージがあります。

 

make はコネコネするので、
動きがあるイメージを受けます。

背中を押して「ホレホレ、動いて動いて」って感じです。

 

だから、コネコネして何かを作る make より
have はぜんぜん積極性や強制してる感じがありません。

have は動きを全く感じさせない
とても静かな動詞なのです。

 

 

このように、make との違いを比較すると
さらに have の感覚が分かってきますね。

 

have は「そーゆー状況にあった」という
シンプルな意味があるだけです。

 

 

すると、

I had <my hair cut>.

「髪を切る」という英文は
誰かに頼んだかもしれないし、誰にも頼んでないかもしれない。

 

単に「髪が切られたという状況」を持っていただけなのです。

 

 

バイリンガルの友人が、
この have を使った英文をみたところ、
「当然の権利があるって感じがある」と言っていました。

まさにそんな感じでしょう。

 

「持っている」ということは
「自分のテリトリーのなかにある」ってことです。

テリトリーのなかにあるものだから
自分の好きなようにできますよね。

 

だから、have には「権利」が付随してくるものです。

 

 

とくに髪を切ってもらうときは
美容院にいき、お金を払います。

髪を切る「権利」は自分にある状況だから
動詞に have を使ってるのも納得できる話です。

 

 

さぁ、ここからちょっとずつ話が広がります。

 

例文をすこし変えまして、

I had my sister do the dishes.

という例文を見ていきましょう。

 

 

日本語訳にすると
「sister に皿を洗ってもらった。」という感じでしょうか。

 

もちろん正しい英文です。

しかし、とある状況だと
この英文は不自然に感じてしまいます。

たとえば、もし my sisterが「お姉さん」だったら?
という状況です。

 

僕ならこんな言い方をしますね。

I got my sister to do the dishes.

 

なぜ get なのか?
では次の get を解説しましょう。

 

have と get との違いについて

いや、かなり微妙な問題なので
初心者は気にしなくていいのですが、
僕なら反射的に「get」を使ってしまいます。

 

I had my sister do the dishes. ではなく、

I got my sister to do the dishes. が良い。

なぜだと思います?

 

答えはgetの意味に、動きと結果が含まれるからです。

 

簡単に解説するために、
「ポケモンゲットだぜ!」で解説します。

 

ポケモンをゲットする時には、
モンスターボールを用意して、
計画して、手持ちのポケモンを育てる。

で最後にバトルして、友情育んでゲットする。
というステップですよね。

 

 

実はこれ、だいぶ労力がかかってます。
この労力(苦労)の感覚こそ get なのです。

 

苦労して何かを自分のものにする、
という「動きを感じる」動詞。

 

だから、get を使うと
「動いて自分のものにする」というイメージを受けます。

ただ持っているだけの have に比べて
get はなかなかアクティブな動詞なんですよ。

 

 

つまり、

I got <my sister to do the dishes>.

と表現するときには、

 

<my sister to do the dishes>
を「苦労して手に入れる」感じがします。

 

その状況にするために、何かゴニョゴニョと動いている感じです。

 

 

相手はお姉さんなのだから
「皿を洗わせる」ことは、
「当然なこと」ではないですよね。

お姉さんにお願いするなど
自分から積極的に働きかけているはずです。

 

だから僕なら「当然の権利」のイメージがあるhave を使わず、
英語感覚の内容通りに
「苦労」の意味合いがある get を使いたいところです。

 

ネイティブにとっては、
全然イメージが変わってしまいますからね。

 

お姉さんが相手だからこそ、
get が活きてくるのです。

自分から働きかけて
苦労してその状況を得ているわけですから。

 

 

このように英語の感覚をまずは知り、
次に、良質な英文を読むことによって英語感覚を定着させると
かなーり近道することができます。

 

なので次は英文を見つけてきて、
have / make / get を使い分けれるようにしてください。

 

これで終わりじゃありません。(笑)

 

 

最後にもうちょっと話を広げましょうか。
現在完了形や現在分詞も have 使いますよね。

have を使った文法はいろいろありますが、
どれも have のコアイメージ(英語感覚)があれば別に問題ありません。

 

have のコアイメージ(英語感覚)とは
いま現在「持っている」のです。

ただそれだけ。
それ以上でも、以下でもない。

しかしすべてに応用が効きます。

 

例えば、

I had my arm around her neck.
「私は彼女の首に手を回した」

といった表現も、
私が「所持してる」ことになるからhaveを使っても全く問題ないです。

 

スラッシュ入れて、
I had <my arm around her neck>.とすると分かりやすいですね。

 

 

どうですかね?

ヤバイ!!
これ何で学校で教えないの?

って思うくらい衝撃的な話だったのではないかなと。

 

僕もこれ知るまではかなり苦労してました。

学校の先生に教わった通りに、
使役が~~で、
文法が~~で、
ってノートに書くんだけど、全然分かりませんでした。

 

なんというか実践的じゃないなーとずっと思ってて、
事実、暗記したところで使えません。

いざ外国人相手に英会話しても
リスニングも良く分からんし、
会話が続かねぇ、、、こんな有様です。

 

 

けど、have make get の英語感覚をしったら
めちゃくちゃ分かるようになったんですよね。

ちょっとづつ have make get の例文を集めて、
これも英語感覚通りに理解できる!!
と出会うたびに感動したものです。(笑)

 

 

なので、あとは英文を見つけて練習あるのみです。
そうすれば大袈裟な話ではなく、英語が自由に使えるのです。

しかも英語らしい表現になって、
あなたの英語表現の幅がグっと広がります。

 

 

で、ここまで僕を信じて読んでくれた方に、
have make get それぞれの例文を用意しました。

ぜひ英語感覚が通用するかどうか確認しながら動画をみてください。
確実に英語力が上がるのを実感できるはずです。

 

これからも英語を使える喜びを堪能するために、
一緒に、英語学習に励んでいきましょう!

 

 

 

今回、紹介したことを勉強中にもしっかり意識してみてください。

大げさな話ではなく、10倍は近道できますよ。
10年かかるところが1年でマスターします。

 

 

P.S.

 

英語の感覚をしってぜひアウトプットしてみてください。
頭から出すことが大事です。

定着してないとアウトプット出来ないため、
定着するまで本日のLINEマガジンをくり返し読みましょう。

 

 

そしてこのLINEマガジンで学んだことや、
感想があればぜひ返信をください。

一言だけでも問題ないですよ。
必ず読みますので気軽にどうぞ!

 

では、最後まで読んでいただきありがとうございました。