英語のリスニング完全攻略まとめ「短縮・連結・脱落・同化・弱形・ラ行化」

どうもベルです。

英語が聞き取れない!
ネイティブの英語が早すぎる…と感じたことありませんか?

僕も英語学習してるときに同じことを考えてました。

 

たしかにネイティブの英語は早く聞こえますが、
実際に早いのか?というと別にそうじゃありません。

じゃあなんで早く感じてしまうのか?というと、
ネイティブが発音する英語は省略されることが多いからです。

どんな省略が多いのかは、パターンが決まってますので
今回紹介するパターンをすべて知ってしまえば
リスニングは非常に楽になります。

 

パターンは次の6個しかありませんので、一気に学んでみてください。

では早速紹介しますね。

be動詞

代表的な音声変化です。

たとえば I am と発音せずに、I’mと省略して発音します。

英文音声解説
You're great.
リスニング
be動詞が前の語とくっついて短くなる。
They're twins.
リスニング
be動詞が前の語とくっついて短くなる。
You'd better.
リスニング
would,hadが前の語とくっついて短くなる
She'll finish.
リスニング
willが前の語とくっついて短くなる
He's doing it.
リスニング
be動詞が前の語とくっついて短くなる。
Who's been
リスニング
be動詞が前の語とくっついて短くなる。
shouldn't be
リスニング
notが助動詞とくっついて短くなる
won't win
リスニング
notが助動詞とくっついて短くなる
They've gone.
リスニング
haveが前の語とくっついて短くなる

 

連結

音の連結とは、英語で隣り合う単語で発生する音声変化です。

どういう変化が起きるのかと言うと、
前の単語の語末の子音と、次の単語の語頭の母音がつながって、一つの音節のように発音されます。

例えば、keep an eye というフレーズでは、
keep の末尾の/p/と”an”の頭の/a/が連結して、
keep͜ an͜ eye と発音されます。

ちなみに以下の3つのパターンがあります。

  • 「子音」+「母音」で音がつながる場合
  • 「母音」+「母音」で音がつながる場合
  • 「子音」+「子音」で音がつながる場合
英文音声解説
come on
リスニング
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連結する
one of them
リスニング
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連結する
far away
リスニング
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連結する
on a desk
リスニング
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連結する
picking up
リスニング
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連結する
take on
リスニング
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連結する
an umbrella
リスニング
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連結する
fill in
リスニング
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連結する
lined up
リスニング
単語の最後の子音と、次の単語の最初の母音が連結する

 

脱落

脱落とは、前の単語の語末の子音が、次の単語の語頭の子音と同化して、発音されなくなることがあります。

例えば、stop calling というフレーズでは、
stop の末尾の/p/が、calling の頭の/k/と同化して、
/p/の音は消失しています。

この法則は、3つのパターンがあり、
英語を速く話すために必要な技術です。

  • 「破裂音」+「破裂音」で音が消失する場合
  • 「摩擦音」+「摩擦音」で音が消失する場合
  • 「鼻音」+「破裂音」で音が消失する場合
英文音声解説
sent to me
リスニング
同じ子音が続くとき、前の子音が脱落する
which hotel
リスニング
[h]は文中で出てくると脱落しやすい
some more
リスニング
同じ子音が続くとき、前の子音が脱落する
get tired
リスニング
同じ子音が続くとき、前の子音が脱落する
a cupboard
リスニング
単語の中で似た子音が続く場合は、最初の子音が脱落する
for him
リスニング
[h]は文中で出てくると脱落しやすい
on top
リスニング
[p][t][k]の子音は、文の最後になると脱落する
right door
リスニング
単語の最後と、次の単語の最初の子音が似てる場合、前の子音が脱落する
That's right.
リスニング
[p][t][k]の子音は、文の最後になると脱落する

 

同化

単語がくっついて、まったく別の音に変わってしまう音声変化です。

しかし言いやすい音声変化なので、一般的に広まっており、
歌詞や小説にも使われる表現で、くだけた会話にはよく使われます。

英文音声解説
going to be
リスニング
くだけた会話ではgonna beと発音される
ought to do
リスニング
くだけた会話ではoughtta doと発音される
would you like
リスニング
would のdと、次のyouの音が同化する
have to do
リスニング
普通have to はhafta と発音される
as you
リスニング
asと次のyouが同化する
want to go
リスニング
くだけた会話ではwannaと発音される
got to come
リスニング
くだけた会話ではgottaと発音される

 

弱形

「機能語」といわれる冠詞(「a」や「the」)や前置詞(「to」や「in」)、接続詞(「and」や「but」)などが弱く発音されて
あまり聞こえなくなる音声変化です。

英文音声解説
the dog
リスニング
冠詞は弱く軽く発音されやすい
a price
リスニング
冠詞は弱く軽く発音されやすい
your bag
リスニング
代名詞は弱く軽く発音されやすい
come to mam
リスニング
前置詞は弱く軽く発音されやすい
some of it
リスニング
前置詞は弱く軽く発音されやすい
a toy of train
リスニング
冠詞、前置詞は弱く軽く発音されやすい
call a student
リスニング
冠詞は弱く軽く発音されやすい
at the school
リスニング
冠詞、前置詞は弱く軽く発音されやすい
our school
リスニング
代名詞は弱く軽く発音されやすい

 

ラ行化

t が母音に挟まれたとき、t の後ろに l があるときは、
t の音が柔らかくなり「ラ」行に変化します。

専門用語ではフラップT(フラッピング)とも呼ばれています。

アメリカ英語で顕著に見られる現象で、
イギリス英語ではあまり起きません。

英文音声解説
in the middle
リスニング
[t][d]が母音と[l]に挟まれると日本語のラ行に近い音になる
get it on
リスニング
[t][d]が母音と[l]に挟まれると日本語のラ行に近い音になる
I did it
リスニング
[t][d]が母音と[l]に挟まれると日本語のラ行に近い音になる
put it back
リスニング
[t][d]が母音と[l]に挟まれると日本語のラ行に近い音になる
let it be
リスニング
[t][d]が母音と[l]に挟まれると日本語のラ行に近い音になる
for citizens
リスニング
[t][d]が母音と[l]に挟まれると日本語のラ行に近い音になる
It is
リスニング
[t][d]が母音と[l]に挟まれると日本語のラ行に近い音になる
a little boy
リスニング
[t][d]が母音と[l]に挟まれると日本語のラ行に近い音になる

 

まとめ

ネイティブの省略は6つしかないので、
パターンを知ってるかどうかで雲泥の差になります。

これを知ってると、TOEICリスニングで満点を取ることも、
実際に海外旅行してネイティブのリスニングを理解することも容易になります。

 

ぜひ6つのパターンを知るところから始めてみてください。

ではでは。